辰巳の森ディスクゴルフクラブ

ディスクの信じられない浮遊感!辰巳の風を体感しませんか?当クラブは JPDGA公認クラブです。

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2016第16回東北オープン(2016.10.8-9秋田・水林)

   

白井3年連続優勝!! レディースは佐藤(幸)3年ぶりV!! 
~マスターは平林・Gマスターは高山・SGMは、大滝が優勝~
昨年は風雨に悩まされた東北オープンでしたが、今年はどうでしょうか?金曜の午後3時ごろ着いた関東の5人(諸岡SGM・藤井OP・平林M・丹治M・白井OP)は、早速練習に入ります。天候は、穏やかな曇天。しかし、明日からの予報は、風雨が強まるとのこと。
5人は、夕食で、秋田名物のきりたんぽに舌鼓を打って、明日からの悪天候に備えました。
試合当日、AM6:30起床、まず外を見ます。朝のうち小雨の予報でしたが、しっかりと雨模様。風もそこそこあります。
私は、1時間前に会場についてパットをしましたが、その後は、室内の素振り等で、体を温めて、試合に備えました。
いよいよスタート、気温が低めのこともあり、テンションは今一つでしたが、テクニカルなコースに、徐々に集中力が高まります。
1R、2R今年は、気分が若返ったのか、攻めのラウンドに終始しました。結果は、1、2Rとも嵌るホールが幾つか出ました。例年にないことです。順位は、トップと8差の3位、2位藤井とは4差、4位に川崎がいます。
マスターにも波乱が…。公式戦未勝利の丹治が、2位平林に7差をつけてトップ。面白い展開になりました。
2日目は、雨より風が強まります。朝から、海より吹き上げる風が15~20m/s。3R目に入る頃には、風はますます強まり、選手を苦しめます。
そんな中、辰巳で風には慣れている私が、急な追い上げを見せ、トップ松田に2差と迫る3位に付けます。2位には、1差で藤井。4位は、一気に浮上した青木と川崎が並びます。
マスターは、3R目終了時点で、丹治が独走、6差で平林、そのあとが混戦で、1差ずつに福島の高橋、地元の藤村が続きます。
この時点で、驚異の快進撃を続ける選手が1人、秋田の怪物高野。80歳を超えるとは思えない体力と集中力で、総合で4位に付ける健闘見せます。
準決勝・決勝に入り、ゴールに入ったディスクが這い出すほど、風が強さを増します。気を抜いた1投が明暗を分ける、そんな強風です。
オープンは、準決勝で私が乱調。3R目の貯金を吐き出し、トップの松田と8差、2位藤井と4差となりました。松田が楽勝かと思われた決勝で、波乱が起きました。決勝の1番2番で、松田が連続ダブルOB、12とした松田に対して、藤井が5・2の7、私が3・2の5、藤井がトップに、1差で松田、トップから2差で私となってしまいました。迎えた決勝4番、自作フェンス越えのアイランド。私は、大きく右に出したディスクが、やや奥に8m。右後ろからの風に、藤井がホバー気味に投げたディスクは、そのまま伸びて、奥にOB。松田は、ハイザーが風に流され、左の壁に当たって9m。このホール、向かいの8mを、距離感ピッタリにねじ込んだ私は2。松田が3、藤井はドロップゾーンから寄せて4。この時点で3人、全くの同スコアになりました。サドンデス状態の3人。最初の難所は、強風が右サイドから吹き上げる一番高台にある6番。松田が1投目手前9m。藤井は、2投目が手前6m。私は、3投目が手前4m。藤井、私は、投げずにINを狙う位置に置くことを選択、しかも裏投げか…。まず、松田、通常なら何でもない寄せのパット。バスケット付近で、一気に風の餌食になり反対側の斜面に12m。樹に当たり、寄らず6。藤井は、目標地点に裏投げでパーフェクトに置いて4、そばで見ていた、観衆から、拍手が出る寄せでした。そして私、置くと決めていたにも拘わらず、マーカーの前に立った瞬間、投げたい気持ちに襲われます。風もあまり感じなかったと思います。珍しく20秒以上を費やして出した答えは、狙うでした。やや強めに投げ出されたディスクは、綺麗にチェーンに絡んでIN 4。決勝7番、投げ下ろしの難しいホール。私がナイスショットで7m。藤井が、風に流され11m。ここで意地を見せたのは藤井、11mをねじ込んで、私にプレッシャーをかけます。私のパットは、緊張からか抜け気味に投げ出したものの、幸いにも風にあおられ真ん中からIN。最後の2ホールは、いずれもアイランド。まず決勝の8番、2人ともナイスオン。私5m、藤井7m。藤井、横風の読み違いか、僅かに籠の上部あたって3。私2。最終9番ダブルアイランド。私は、奧へOBの記憶が蘇り、ショートして手前のアイランドへ、藤井、ホバー気味にストレートで狙ったディスクは、風に浮いてOBかと思われた瞬間、ゴール横の木の枝に当たり落下6m。本当のサドンデスを覚悟した私。次の瞬間、前のホールのリプレイを見るように、ほんの僅か上に外した藤井のパット。私の優勝が決まった瞬間でした。
「終わるまで、何が起こるかわからない」とよく言われますが、そんなゲームを目の当たりにした思いでした。3位は松田、4位は、準決勝で、青木を振り切った川崎が入りました。
マスターは見られませんでしたが、準決勝で、全体でもトップスコアタイを記録した平林が、この9Hだけで、2位丹治に11差を付け逃げ切り体制。決勝も無難に乗り切り、2位江原に5差を付けてV。2~4位は、各1差でしたが、決勝でも立て直せなかった丹治が4位。3位には、地元藤村が入りました。
レディースは、佐藤(幸)と久々出場の柿本との争いとなりました。初日、タイスコアの2人でしたが、3R目、風をものともしないラウンドを見せた佐藤に軍配が上がりました。3位は、初めて親子対決を制した兼弘(成)が入りました。
グランドマスターは、準決、決勝で抜け出した兵庫の高山がV。
SGMは、前半、話題をさらった秋田の怪物高野は、準決、決勝でスコアが伸びず3位。変わって地元の大滝(朗)が、準決、決勝で好スコアを連発して優勝しました。2位にも、決勝で30を記録した諸岡が浮上、食い込みました。

毎年、厳しい気象条件が選手を悩ませていますが、今年は、近年にない障害物となって、立ちふさがりました。来年もまた、運を味方に付けられるように、精進して参加したいと思います。
大会関係者の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
                              (辰巳の森DGC・白井)

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