辰巳の森ディスクゴルフクラブ

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キャディーの つ・ぶ・や・き(2016清里の森オープン)

      2016/05/25

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キャディーの つ・ぶ・や・き
2016.5清里の森オープン                                  (文責・手塚祥子)

今年も山梨県清里の森にて、清里オープンが開催されました。旦那は仕事の為参戦できず、スタッフ?として大きくなりつつあるお腹を抱えて、山梨へ向かいました。

設営・撤収したものの、大会2日間は、白井選手のキャディー?お供?をさせて頂きました。簡単ではありますが、勝手な視線で振り返ってみます。

1ラウンド目、一緒に回ったのは、兼弘(成)選手、井上選手、高野選手です。スタートホールは11番、距離は50メートルです。白井選手なら簡単にバーディーが取れそうですが、左の木に当たりパースタートとなりました。幸先の良いスタートとは見ていて思いませんでしたが、終わってみると7バーディー2ボギーの49でホールアウト。菊地選手の48に次ぐ、2位につけます。昨年の白井選手のベストスコアが50の為、昨年よりも進化を遂げている白井選手に驚きました。

2ラウンド目、48の菊地選手、49の白井選手、52のカール選手、53の松田選手とのラウンドです。スタートホールは1番です。攻略法が決まらないままスタート、サイドで攻めるもパー。続く2番ホールではバーディーを取れました。しかし、波には乗れず次にバーディーを取れたのは17番ホールです。17番までボギーは無いものの、ひたすらパーと苦しいラウンドとなります。1ラウンド目では7個もバーディーを取れていたこともあり、2ラウンド目の2バーディーの52というスコアは、決して悪くはないものの、気分の良いラウンドとは言えませんでした。松田選手が49を出し、白井選手との差は1差になりましたが、順位に変動はありません。

3ラウンド目は、97の菊地選手、101の白井選手、102の松田選手、110の高倉(大)選手です。若手選手の飛距離に驚きつつも、順当に進め2ラウンド時よりも気持ちの良いプレーをしているようでした。しかしホールアウト直前の16番、18番でボギーを出し、スコアは2ラウンド目と変わらずの52でした。18番では絶対にバーディーが欲しいと意気込んでいた白井選手でしたが、なんと3パットのボギー。トップの選手でも3パットをすることに驚きました。笑
清里で優勝するには、決勝までに2位の選手と4差は無いと白井選手の飛距離では勝てません。3ラウンド終了時点で、菊地選手と6差、松田選手には4差離されています。この時点で白井選手の優勝はとても厳しいものとなりました。

準決勝です。3ラウンド目で高倉(大)選手を抜いた川崎選手と杉渕選手がタイで4位へ浮上します。準決勝ラウンドメンバーは、147の菊地選手、149の松田選手、153の白井選手、164の川崎選手です。準決勝の白井選手は、3番で左OBに入り、ボギー。4番でバーディーを取り戻すも、16番でマンダトリー不通過、DZから投げるも、ゴールの支えに当たりOBにはならなかったものの、下まで転がり今大会初のダブルボギー。18番でようやくバーディーが取れましたが、28のワンオーバーというスコアでホールアウト。25で上がった松田選手に2位の座を奪われるという結果となりました。

いよいよ決勝です。172の菊地選手、174の松田選手、181の白井選手、準決23で上がり再びトップへ戻ってきた188の高倉(大)選手の4名で決勝が行われます。
昨年まで2連勝をしている松田選手の追い上げがとても楽しみなラウンドです。
決勝スタートホールは、14番ティーから15番ゴールです。白井選手の飛距離では、もう若手選手にはかないません・・。松田選手はパーの4で上がるも、菊地選手・白井選手はボギーです。続く2番は16番ティーから17番ゴールです。松田選手・高倉(大)選手はダイナミックに木の右側からハイザーで狙いますが、白井選手は14番ゴール付近に置きます。さすがは白井選手、見事2投目をゴールにぴたりと寄せ、若手選手の飛距離をものともせず、堂々のバーディーであがります。
このホールで松田選手が菊地選手へ追いつきタイとなります。
白井選手は、続く3番ホールもバーディー、4番ホールではパーとしますが、唯一バーディーで上がった松田選手が菊地選手を逆転しました。
5番ホールは常設の6番ホールです。白井選手・松田選手はバーディーで上がり、菊地選手・松田選手の差は2差となり、最終ホールを迎えます。
最終ホールは決勝特設ティーで、常設6番ゴール付近から、崖の上の本部テントに向かって投げます。白井選手以外の3選手は見事崖の上まで届きます。白井選手は頂上まで10メートルほどの位置につけます。2投目の位置からはゴールが見えませんでしたが、なんと綺麗にゴールに吸い込まれホールイン。見事イーグルで上がります。さすがは白井選手、ギャラリーをすべて自分のものとし、大興奮のなか締めくくることができました。
最終ホールは白井選手がイーグル、他選手がバーディーとし、松田選手が逆転勝利という形になりました。

2日間一緒に回らせて頂き、大変勉強になりました。 妊娠してからというもの、中々ディスクに行けず悶々としていましたが、大自然のなか、素晴らしいプレーの数々を見られたことにとても感謝しています。大会運営と選手の両立でとても大変だったかと思いますが、本当にありがとうございました。また機会があればキャディー?させて頂きたいです。

<決勝のホールバイホール>
松田英明 53 49 47 25 174 決勝 4 4 3 2 3 3 計19 193
菊地哲也 48 49 50 25 172 決勝 5 5 3 3 4 3 計23 195
白井一夫 49 52 52 28 181 決勝 5 3 3 3 3 2 計19 200
高倉 大 55 55 55 23 188 決勝 4 4 4 3 3 3 計21 209

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