辰巳の森ディスクゴルフクラブ

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2011第11回東北オープン(10/9-10秋田・由利本荘水林スポーツ公園)

      2015/03/22

地元佐々木が公式戦初優勝!!! レディスは佐藤(幸)が東北連覇!!!
~マスターは黒田が平林の追上げをかわしてV、Gマスターは六本木が圧勝~

2011年の東北オープンは、3年振りに水林スポーツ公園に舞台を移して、例年になく穏やかな気候条件の下、アップダウンの難コースに58名の参加者を数え開催された。

レディスでは、日本オープンについで東北に強いところを見せた佐藤が圧勝。2位には稲見、3位には、1ラウンド目、トップと1差の好発進をした前田が入り、4位は、後半追い上げた渡邊が食い込んだ。
マスターは、調子の波に乗る黒田が、2ラウンド目のビッグスコア(-3)で、ついにその実力を開花。圧勝で初優勝を飾った。2位には、11打差を4差まで一気に詰めた平林が4位から一気に浮上した。3位タイには、追い上げた江原と、カールが入った。
Gマスターは、常勝六本木が、中盤で勝負を決める内容で圧勝。2位に地元の大滝(朗)3位に3ラウンド目が惜しかった金子が、4位には安定したスコアで山田が入った。
アドバンスでは、大島、塩原の一進一退の攻防から、4ラウンド目逆転した大島に軍配が上がった。レディースアドバンスは佐藤が圧勝。2位に吉澤が入った。

オープンは、1ラウンド目、松田がやや抜けだしたものの、3ラウンドを終わって6差の中に4人が犇く接戦となった。4ラウンド目の決勝ラウンドでは、前半からホール毎に順位が入れ替わる展開。中盤、白井が一歩抜け出すと思われた8番ホールで、優勝戦線に踏みとどまる佐々木の15mのパットは、迫力満点のガッツポーズとともに印象に残る。ここから調子の波に乗った佐々木は、13番やや投げ下げ道路沿いの116mで見せた。低めに投げ出されたショットは、視界から消える低さで、ゴール奥7mに停止した。1度OBを巻いてのスーパーショットでOBまで40cm。この13番で1打のリードを奪ってついにトップへ。
勝敗を決したのは、16番。松田ベタピンの状況で、1打のリードを守れるかどうか、残り2ホールなだけに、しびれる9mのパット。2人ほぼ、同じ距離の白井はここを外して優勝戦線から完全に脱落。強めに弾き出された佐々木のパットは、ど真ん中からチェーンをヒット。事実上の優勝を決めるパットとなった。17番ホールは、全員無難に3で通過のはずであったが、最後に残った松田の4mパット。16番ホールでの佐々木の迫力に押されたのか、失敗は許されないプレシャーに負けたのか、痛恨のボギー。佐々木は18番61mを2打差で迎えることとなった。
強風が、勝負を左右しかねないホールだが、松田のショットは風に負けて右にターン、25mを残し寄せてパー。8mを狙った佐々木のバーディーパットはチェーン蹴られ、風に流され風下に6m。冒険は出来ないこの6メートルを全力で置きに行く佐々木の姿に、初優勝の重さを感じずにはいられない。初優勝に乾杯!
実力はありながら、今まで勝ちに恵まれなかった東北の雄、佐々木の今後の活躍に期待したい。

さて、来年の話になるが、陸上競技場を利用した、1番と18番ホール。次からは人工芝になるとの話が聞かれた。また違った難しさが生まれるかもしれない。秋田のスタッフ苦心の作、毎回、進化を遂げる水林にあなたも是非参加してみてはいかがだろうか。

<メモ>
今回、1ラウンド目は、願ってもない組み合わせとなった。各クラストップ選手との対戦は、なかなか経験できない。特に、アマチュアシニアグランドマスターの高野選手には興味があった。他に、Gマスターを独走する六本木選手、そろそろプロ進出を目論む大島選手のラウンドである。高野選手とは昨年1月に第1回東日本シニアの決勝で一緒に回って以来である。
前半を終わってトップに立ったのは、なんと高野選手。唯一アンダーパーを記録。飛距離も伸びて、パットの安定感も確実に増していた。
私は、ラスト3ホール、意地で1打逆転したものの、高野選手は全体で4位に入るスコアを記録してしまった。六本木選手、大島選手を上回るスコアであった。
プレー中は、アマチュアに負けられないと頑張っていて、77歳であることをすっかり忘れていた。いや、忘れさせるプレー内容であった。
気の遠くなるような目標が実在することに感謝。
(※私以外の3人は各クラスの優勝者となりました)

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