辰巳の森ディスクゴルフクラブ

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2018マスターワールド参戦記(2018.8カンサスシティー)

   

2018PDGA 公式戦Master World
                           (白井一夫#6075) 

2018年Master Worldに行ってきました。
例年、世界選手権の前に、何試合か消化して、本番に乗り込むスケジュールが通常でしたが、今年は、World自体が、オープン部門とマスター以上の部門に分けられたこともあり、Master World一本に絞っての参加となりました。
まずは、遠征常連の、関口、私に加えて、藤井、河合(途中合流)私の友人の計5人での遠征となりました。8/6に成田を出発、一路世界選手権の行われるカンサス州カンサスシティーに向かいました。
途中、デンバーで乗り継ぎ、8/6現地時間18:04分にカンサスシティー国際空港に到着しました。今回は、本大会1本に絞ったこともあり、空港から約40Kmにあるオフィシャルホテルに宿泊することにしました。朝食付きのホテルで、朝食の心配がないだけで、かなり楽なスケジュールが組めました。(※運転を、すべて任せた藤井さんには、大変なご迷惑をおかけしました。)
到着直後の2~3日は、やや雨もあり、傘を買ったりもしましたが、特別な天候に遭遇することはありませんでした。日本での狂気の暑さに比べれば、非常に快適な毎日が過ごせました。
今回のコースは、全4コースで、マスター、Gマスターは、2コースを使い、シニア以上は、準決勝、決勝も含め、3コースを使います。マスター、Gマスターのコースは、山岳コースと言った方がぴったりのコース。シニア以上の方は、森の中のコースで、意外と平坦です。準決勝、決勝は、マスター、Gマスターで使用のコース(Water Works)を使います。4コースそれぞれに特徴はあるものの、Avは、110m~120mに収まっていて、ティーでは、フルショットのホールが多いものの、テクニックを要求する感じが強いコースです。
今回特徴的だったのは、予選全てのラウンドが、ティータイムスタートだったことです。慣れてしまえば丁度良い感じもしますが、9時ごろのスタートだと、昼過ぎには終わってしまい、物足りなさも感じる内容でした。
練習は、1日2~3ラウンドを回る、比較的余裕のある内容で行われました。使用コースが少ないことも、幸いしています。

試合の方に話を移すと、グランドマスターの藤井選手は、1ラウンド目、優勝候補のパトリック ブラウンとのラウンドで、約半分のホールでオナーを取る健闘を見せ、初参加とは思えない8位スタートとなりました。準決勝(20位タイ)に期待のかかるスタートでしたが、2ラウンド目、21位とやや苦戦。最終4ラウンド目、追い上げを見せましたが、わずか3投差で惜しくも準決勝進出はなりませんでした。
グランドマスターレディースに参加の関口は、60代の参加が少なく、繰り上がる形となりました。ラウンド前など、写真にあるように、デビッド グリーンウェルとのキャッチングなどで調整出来る特典付きでしたが、年齢の壁は厚く、惜しくも3位となりました。
シニアグランドマスターに参加の、河合、私。河合は、直前に合流したこともあり、コースの確認に追われましたが、後半、徐々に納得の出来るプレーができ始めた様で、今後に期待が持てる遠征となったようです。

<私の試合ぶり>
私は、前日行われたダブルスから、調子はとても良く、今回は、かなり戦えるのではと自分に期待できる仕上がりでした。
1ラウンド目(Rosedaleパー55)起伏は少ないものの、コース全体が、崖に囲まれているコース。
距離感が合わないと、すぐ崖下に落ちていきます。崖は樹が多く簡単には出せません。練習ではイーブンパーで回れたコースですが、ボギー先行で56。少しがっかりして戻ってきましたが、このホール、トップタイでした。2ラウンド目(Heritageパー63)ほとんど林間のコースで、ここも、全体に平坦なコースです。トップグループで回ることになり、同じチームは、デビッド グリーンウエル、リック ボルクス、ケニー リーの豪華メンバーです。
このコースは、ほぼ練習通りに回れて58。トップと1差の2位タイに付けます。
この2日のパターンで、残りの2日も回ることになります。
もう少し、スコアが上がるはずと挑んだ3日目、Rosedale。落とし穴が待っていました。
2日間の成績でホッとして、勝利の2文字が頭をよぎった瞬間、おそらく体にわずかな変化が出たのではないかと思います。ショットの角度、林間でディスクの通るコースのズレ、運、全ての歯車が狂いだしました。すべてが悪い方向へ転がりだしたラウンドでした。残念ながら、この流れを止めるタフさは、持ち合わせてはいませんでした。ここまで全てが重なることは、今まで無かったことです。この時初めて、準決勝に危機感を抱きました。
4日目、Heritage。勝利の2文字が頭から消えた瞬間、全てが元に戻っていました。
順位も、8位から7位に上がり、準決勝ライン12位も確保できました。
惜しかったのは、準決勝。55前後では上がれるコースでしたが、ここにきてパットが全く入らなくなりました。今にして思えば、投げ上げ、投げおろしのパットが続くため、慎重にかつ、冷静に攻めるべきだったと思います。決勝まで3差、惜しくも進出を逃しました。
この経験は、今後、生かせる場面が来るのか、今のところ分かりませんが、とても良い経験が出来たと、納得させるしかない今回の遠征でした。

最後になりましたが、今年も無事遠征を終了出来ました。JPDGAはじめ、皆様のご協力に感謝いたします。

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