第15回中部オープン(2015.12.5-6愛知・三河臨海)
2015第15回中部オープン(2015.12.5-6愛知・三河臨海)
白井優勝!! レディースは、堀(菜)初優勝!!
~マスターは石原(博)・Gマスターは、吉岡(達)V!・アマチュアは、山本(アドバンス)吉岡(佐)(アドバンスレディース)が優勝~
今年は天候に恵まれたものの、三河臨海特有の風は健在だった。
参加者は、定員いっぱいの72名(当日参加は68名)の参加で行われた。
風は、前日の金曜からかなり強く、明日もこのまま吹くのか、穏やかになるのか、練習ラウンドも考えがまとまらない。
試合初日は、風もやや穏やかに思えたが、1ラウンド目の中盤から、強くなりだし、それ以後、おさまることはなかった。
コースは、一番奥の林間部分が、逆回りになって難易度が増し、林間にあるグランド周りに工夫が凝らされ、こちらもやや難易度が増す感じの仕上がりになっていた。
今まで無風だった林間も、樹木の整理が行われたとのことで、風が通るようになり、風を感じるようになっていた。
さて試合の方は、2DAYのプロ部門で35名の参加。イーブンパーの61を境に決勝進出への戦いが始まった。
オープンの参加者は、申込み後半、公式戦決勝の常連、菊地、久々の松田がエントリー。それに加え、今季マスターの日本選手権保持者、坂井(美)、京都で3位に入った坂井(祐)マスターから川崎が参戦、昨年2位の白井を加え、激戦が予想される。
1ラウンド目、抜け出したのは川崎。ただ一人60を切って-4の57。追うのは、60のカール、61の坂井(美)、62の白井、石原。2ラウンド目、トップグループは、川崎、カール、坂井、白井となった。
2ラウンド目、1ラウンド目中盤から強くなり出した風は、弱まる気配を見せない。ここで安定感を見せたのが白井。林間を、ほぼミスなくまとめて59。川崎が、林間でやや嵌り65。カール69、坂井70と崩れる展開となった。替わって、60をマークした松田と63でまとめた坂井(祐)が、オープンのトップグループに名を連ねた。
日を改めた3ラウンド目、松田が好調。中盤、白井と1差に迫る頑張りを見せ、緊迫した戦いを展開、川崎も2差で続く。迎えた17ホール目(8番H)林間にあるグラウンドを横切るコース(88m)。グランド右脇にある斜面中断にゴールがある。もちろんグランド内はOB。このホールで、練習でもほぼ完璧なショットを見せていた松田が、まさかのOB。寄らず入らずの6、ショックが尾を引いて、続く最終ホールもOB。結局、首位と5差としてしまった。終わって見れば、このホールが優勝を逃した大きな要因となった。というのも、準決勝の1ホール目がこのホール。まったく同じミスをして、優勝戦線から消えていくことになったからだ。否定を拒否するメンタルの不思議を、痛感させられる出来事だった。
3ラウンド目、トップグループで唯一オーバーパーを記録した坂井(祐)に変わって、1アンダーパーで凌いだ菊地がトップグループへ入替となった。
準決勝は、やや調子の出た菊地が、白井との競り合いから、揃って2アンダーパーを記録。2位と3差とし、決勝で一気に川崎、松田を抜いて2位に浮上、底力を見せ付けた。優勝は、ただ一人アンダーパー(-7)を記録した白井が圧勝した。
マスター部門では、前半から安定したラウンドを記録した石原が、全体でも2位に入るスコアで優勝、2位に決勝を凌ぎきった丹治が、3位に平林が入った。
グランドマスター部門は、1差を争う攻防から、準決、決勝で、その差を徐々に広げた吉岡(達)がV。2位には、一歩及ばなかった藤井が、3位には、2ラウンド目が悔やまれるカールが入った。
レディース部門は、2名の出場と寂しかったが、1ラウンド目、67の好スコアをたたき出した堀(菜)が、その後も首位を譲ることなく逃げ切った。
毎回、マイナーチェンジが行われ、より面白いコースを模索するコースディレクターの苦労が伝わるコース設定でした。整備も行き届き、とても楽しいラウンドが出来ました。大会関係者の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。
辰己の森・白井2015.12
<オープン>
1 白井一夫 62 59 57 27 32 237 -7
2 菊地哲也 63 67 60 27 30 247 +3
3 川崎篤人 57 65 59 32 35 248 +4
4 松田英明 63 60 59 33 38 254 +10
<マスター>
1 石原博之 62 63 64 28 29 246 +2
<Gマスター>
1 吉岡達浩 63 64 62 29 32 250 +6
<レディース>
1 堀 菜華 67 79 75 35 31 287 +43